こんにちは。彩桜です。
2022年4月25日、愛猫たまご(当時14歳)が抜歯手術を受けました。
歯肉炎がひどく、とても痛そうでした。
猫の抜歯は全身麻酔です。高齢なので、すごく悩みました。
最初はステロイドや抗生剤の注射で治療していましたが、徐々に効果が落ちていきました。食事量が減ってしまい、布団でじっとしていることが多くなりました。
このまま注射を続けていても良くはならないだろうということで、奥歯を全て抜く全臼歯抜歯をすることにしました。
今回は、猫の全臼歯抜歯について書いてみようと思います。
- 猫の全臼歯抜歯って?
- 歯を全部抜いて後悔しない?
- ひどい歯肉炎で痛がって食べない!
- ステロイドや抗生剤が効かない!
という方に。
全臼歯抜歯って?
「全臼歯」と呼ばれる奥歯を全て抜きます。
え!?全部?と思われる方も多いと思いますが、歯に付着した菌が悪さをしているので、一か所抜いたところで、今度は違う歯が炎症を起こしてしまうことが多いのです。
猫の抜歯は全身麻酔です。1回で抜いてしまった方が、何度も手術するより、負担も少ないのです。
たまごは、もう抜けてしまってる歯もありました。残っている歯も根元が腐っていたり、膿んでいたりしていました。
全部抜いて後悔しない?
全部抜歯するなんて後悔するのでは?と不安でした。しかし、治療をやってみなければ、結果はわかりません。
抜歯すれば確実によくなるとは言えません。猫ちゃんの症状や口内炎の原因によっては、あまり効果が得られない場合もあります。
たまごを手術してくださった先生によると、猫ちゃんの口内炎は抜歯しても100%良くなるわけではないとのことです。どの程度の状態なのか、薬で対処できるのか、しっかり獣医さんと相談して決めてください。
たまごは、日に日に良くなっているので、手術して良かったと思います。
抜歯手術の流れ
1.手術の予約
予約方法は病院によって違いますので問い合わせてみましょう。
電話で予約し、術前の食事について説明を受けました。3月の中旬に電話して、手術日は4月25日でした。
2.手術の前日の絶食
絶食は必ず守りましょう。手術中に吐いて喉に詰まってしまうこともあり、危険です。(絶食時間は手術を受ける動物病院の指示に従ってください)
たまごは次のスケジュールでした。
3.手術直前の血液検査
当日に受付して、先にに血液検査します。
腎臓や心臓が悪いと、麻酔に耐えれず亡くなってしまうこともあるので、術前の検査は大事です。
祈るように検査を終え、結果は問題なし。予定通り午後から手術になりました。
そのまま日帰り入院です。
4.手術
手術が始まるのは午後からでした。とにかく、私達夫婦はソワソワソワソワ…しておりました。
たまごが居ない家が寂しくてしょうがなかったです。時間が経つのが本当に遅くて、夫と「まだかなあ」と言い合って過ごしました。
5.お迎え
16:00~迎えに行きました。
抜いた歯を見せていただき(貰ってきた)説明を受けました。
犬歯が一か所膿んでおり、根っこが腐っていました。「抜く予定ではなかったけど、抜歯し、膿を出しました」と言われました。きっと、この歯が一番痛かったのでしょう。
他の犬歯は抜け落ちているので、そのまま様子をみることになりました。臼歯は全て抜歯しました。
痛み止め、吐き気止め、抗生剤を点滴してくれていたので、帰ってから投薬はありませんでした。
完治するまでに痛そうな時は、痛み止めを注射するということです。溶ける糸を使ったので、抜糸も必要ありませんでした。
たまごは、迎えの直後はボーッとしていました。
少し鳴いたり歩いたりしていましたが(階段も自分で上れた)ほとんど布団の上で寝ていました。
麻酔が完全に切れてなかった様です。
そして、疲れてました。当たり前ですよね。いきなり病院で手術されるんだから。
もう嫌だ。病院なんて行かないから!
手術の部位や状態によって変わりますが、抜歯後の食事は次の通りでした。
たまごは、21時ごろ「おなかすいた」と自分で寄ってきたので、少しウェットフードを食べました。
食後の痛みは、手術する前の方が酷そうでした。その時点で、「手術して良かったのかも」と思えるようになりました。
内心、ハラハラ、ドキドキでした。
抜歯後、数日の猫の体調は?
抜歯前より、よく食べています。食べたあと、グルーミングしながら時々固まっていました。
あれ…?俺の歯は?
って思ってたに違いない。いきなり歯が全部なくなったら、びっくりしますよね。
一週間後、少し痛そうだったので、病院に連れて行きました。
犬歯の処置したところから、少し出血。ちょっと治りは遅そうです。「だいたい2週間もすると治ることが多いので、様子を見ていきましょう」と言われました。
●痛み止めの注射:術後10日目に一回
現在14日経過、やはり犬歯のところが痛そうです。もう少しかかるかもしれません。
とにかく治って、美味しくご飯食べられるようになることを祈っています。
手術にかかった費用
保険(50%)適用されたので、支払ったのは約30,000円でした。
おわりに
小さな頃から、歯磨きなどの歯周病予防をしていれば、たまごは辛い思いをしなかったかもしれません。そう思うと、後悔しています。
手術前より日増しに活動的になっているたまごを見ると、ホッとしています。
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